1998年12月27日
12月11日(金)13時のフライトがあるためチェックアウトしようとするといきなり「何で今日出発するんだ?」と言われた。よくよく聞いてみると今日はインド全国でストライキが実施されていて、鉄道・バス・タクシーなど交通機関は何も走っていないぞと言うのだ。「本当に?」とほとんど信じずにバス停まで歩く途中、同じようなことを3回も止められて言われた。
どうやら本当にストライキでなにも走っていないらしい。「冗談じゃない。今日は、トリバンドラムからカルカッタまで行って、次の日にバングラディッシュのダッカまで行くこのスケジュールを狂わすつもりか!」とちょっと内心アセった。案の条バス停についても、何も走っている気配が無かった。
とりあえず道沿いを歩いていると、間もなく闇タクシーが近寄ってきた。「1人300ルピー(900円)で空港まで行ってやるぞ。」でも普通ミニタクシーなら100ルピーで行ける筈なので、それは高いと断った。そして今度は、2人で300ルピーで行ってやるという闇タクシーが近寄ってきた。「俺達は150ルピーでしか乗らん。」と言うと「じゃあ200ルピーでどうだ?」と聞き返してきた。「まあ、ストライキだしこのくらいが潮時だろう」と交渉成立、空港まで走ってもらった。
本当に空港までの間、何も車が走っていなかったのには驚いた。空港に着いたときに、運転手が「実は俺達は、隠れておまえたちを運んでとても危険だったんだ。」ともう50ルピーを要求してきた。しかし、私は「乗るときに200ルピーで交渉成立した筈だ。」とその要求を断った。
とにかくなんとかトリバンドラム空港に到着、13時のフライトに乗ることができた。
1時間後の14時にマドラスに到着、さらに5時間のトランジットでカルカッタへ向かう予定だったのだが、ここでもまた予定を狂わされた。私達が乗る予定の便がストライキの関係でキャンセルになってしまったというのだ。そして明日の便もキャンセル待ち番号が23、24なので多分乗れないだろうと言われて、頭にきて文句をいった。
「明日の午後の便でダッカに行かなければならないのにどうしてくれるんだよ?おまえらの都合でキャンセルしておいてそれはないだろ!」すると、インド航空のチーフが「飛行機が満席だから仕方ないだろ、どうしろっていうんだ?」と言いながらも、彼のオフィッスに連れていかれ、何やらどこかに電話したあと「よし、明日の朝のフライトに乗れるようにしたぞ、喜べ」とそのフライト変更の手配と、今日泊まる空港近くのホテルも手配してくれた。
結果論であるが、本来ならばカルカッタに深夜11時に到着してまたデリーのようにホテルを探さなければいけなかったことを思えば、このキャンセルのおかげでこの日のホテルと夕食がタダになったことは、とてもラッキーだったと言える。カルカッタもデリーと並ぶ怪しい町の代名詞なので、実はちょっと不安だったのだ。