1998年12月27日
夜が明けてホテルをチェックアウトした。やっぱり明るいぶん客引きが寄ってきてもビクともしない。かなり気持ちは落ち着いた。この日の午前中は、フライトのリコンファームに従事した。タイ航空・インド航空・ジェット航空とすべてのリコンファームが終った時はもう昼だった。ここで、デリに長く滞在する予定の同期隊員に別れをつげ、50ルピー(150円)のミニタクシーで空港に行き16:30のフライトでバンガロールに出発した。
バンガロールに到着したのは夜の7時すぎで空はもう暗くなっていた。空港から町までの距離が分からなかったため、オートリキシャ(ミニタクシー)の交渉に手間取った。最初200(600円)ルピーと言われ、そのくらいなのかなと思っていると、次は150ルピーで、最後には100ルピーでいいと言ってきた。私は「このくらいかな」と思ったが相棒が納得せずついに50(150円)ルピーのミニタクシーを探し出しそれに乗った。
バンガロールは南インド内陸部に位置する人口400万、標高800mの高原都市で、ハイテク企業の進出が目覚しく「東洋のシリコンバレー」と呼ばれている町である。「どのように発展をしているのだろうか」が気になって一度訪問してみる気になった場所である。
この町の繁華街は、噂どおりの立派な都会であった。インドには似合わないようなきれいな舗装、きれいなお店が連なり、ネパールにもなかったエレベータ、エスカレータ付きのデパートまであった。また、この町は、ネパールでは気になった架空電線や通信線がすべて地中化されており、町はすっきりした景観になっていてさすがだなと思った。
さらに、デリーではあんなにしつこかった客引兄ちゃんたちが、まったくいなかった事も驚いた。「ここはいい所だ」と感動しながら、ホテル探しが始まった。しかし、私たちはここで1つのミスを犯していた。本来なら空港からまず直接安宿街に行き、チェクインして荷物を部屋に置いてから町に出るべきであったのだ。安宿は町の至る所にあるわけじゃなく、駅前など限られた地域にしか無いことをまだこの時は知らなかった。
繁華街には、ホテルはあまり無く、あっても1000ルピー(3000円)〜1500ルピー(4500円)の高級ホテルばかりだったので、ホテル探しにかなり手間取り、この夜も2時間歩き続けて探したのだが、安いホテルが見つからず体がヘトヘトになってしまい、結局1人575ルピー(1700円)と、このインド旅行で最も高いホテルに妥協してしまった。
翌日は、85ルピー(255円)の半日市内観光に申込み、博物館・寺院・植物園などを見学した。バンガロールのいろんな所を回ることができたが、私の見たかったハイテク産業の工場地帯を見つけられなかったのがちょっと残念だった。
この夜は、安宿街がある駅前で1人110ルピー(330円)のホテルを見つけてそこに泊まった。部屋はボロかったが、インド式トイレも部屋についているし、ブータンの私の家とそう変わらなかったので不快感は無かった。