1998年12月27日
1998年12月3日(木)夜19:30のフライトで、カトマンズを後にして最も怪しく近寄りたくなかった都市インドの首都デリーに到着した。インドでいろいろ騙させた話は、この研修旅行に行く前によーく聞いて勉強しておいた。
デリー国際空港に着いて最初にやられる場所が、空港の両替所である。れっきとした一流銀行なのであるが、この看板をすっかり信用し、また長時間のフライトで疲れきっている旅行者が、両替したインドルピーをしっかり確認せずに離れてしまい、後になって半額しか無かったと気付き、くやしい思いをするというパターンである。まあ、しっかりと確認しない旅行者もいけないのだけれど。
私はここで100ドル両替した。私にはレートどうりのルピーをくれたが、同期隊員が400ドル両替した時、やはり最初250ドル分のルピーしか渡してこなかった。彼がそれをその場で確認し始めると「おっと忘れてた!」とばかりに追加のルピーを差し出してきた。やはりこの国では誰も信じてはいけないことを再認識した。
空港から市街地までは、タクシーにするとまた強引な勧誘兄ちゃんたちがうっとおしいので、20ルピー(60円)のバスを利用した。本当の戦いは、このバスでニューデリーに到着してバスから降りた時から始まった。
時間は夜11時。ここから我々は、とりあえず今夜泊まるホテルを探さなければならなかったが、日本人のニオイを嗅ぎつけてか、すぐに客引兄ちゃん達が5、6人近寄ってきた。「これからどこに行くんだ?安いホテル知っているけど、この辺りには無いよ。どうする?さあタクシーに乗りなさい。」と、ものすごく強引に言ってくる。
私達は「英語が通じないフリをして無視しよう。」と決め込んで歩いてホテル探しを始めたが、この客引き達はマジでしつこかった。やっと見つけたホテルに入ろうとすると「このホテルはとっても高いからやめた方がいい。」と聞いてもいないのにうるさく言ってくる。
当然無視してホテルのフロントで部屋の値段を聞いてみると、800ルピー(2400円)と高かったので、仕方無く外に出ると「ほーら言っただろう、ここは高いホテルなんだ。」と言われたこの瞬間が最高にくやしかった。「おまえに言われたくないわ!」
そして「いいから私のタクシーに乗りなさい。安いホテルに案内するから。」と言ってくる。「るっせぇなぁーどけぃてめぇー!」と日本語で怒っても(英語だと逆に言い返されてツボにハマる!)「何をそんなに怒ってるんだ?」とこっちの気持ちを逆なでするように言ってくる。こいつらの頭の中がどうなっているか一度開けて見てみたいと思いながら睨み返した。
インド人とは最低の人種だと思った。そんな中我々は、ひたすら耐えながらホテル探しを続けた。我々は当然バックパッカースタイル。荷物は背中にかつぐリュック1つだが、やっぱり重い。しかし、ここは耐えて自分達でホテルを見つけ出すしか道は無い。この客引にハマって最終的にボラれた話はきりがないほど聞いている。
ひたすら無視しながら歩き続けたが、客引兄ちゃんは何と1km以上もついてきた。「ネパールの勧誘兄ちゃんもここまではしつこくなかったぞ。」とインド人の偉大さに感動しながら、歩くこと1時間半ついに1人310ルピー(930円)のゲストハウスを見つけ、ついに客引兄ちゃんを振り切った。
いやーインド初日でいきなり疲れた。まあ、空港から合計330ルピーで泊まることができたので、今日のところはよしとしよう。インド貧乏旅行はこれからが始まりである。
それにしても私は確信した。「インド人は、世界で最もしつこい人種だ!」