1998年12月27日
1998年11月30日(月)いよいよ待ちに待った任国外旅行の日がやってきた。1年半ぶりのブータン脱出である。メンバーは、私と同期隊員と後輩隊員の合計3人である。朝5時30分に極寒の首都ティンプーを出発。ここからパロ空港までは約1時間30分たらずなのだが、運転手の運転がメチャメチャ乱暴で、先ほど食べた朝食を吐きそうになりながら、死ぬ思いで空港に着いたのがこの旅行の始まりだった。
また運が悪いことに、この朝霧がとても濃く地面から50m上は霧で何も見えない状態だった。狭い谷にあるパロ国際空港はこの霧では絶対飛べない。「やばいな、今日は飛ばないかも。」と不安に思いながらチェックインをしたが、何とか出発予定時間より1時間後れの朝10時に霧が晴れて、ついに最初の訪問国ネパールに向かって離陸することができた。
ブータン〜ネパール間は、世界地図で見ても分かるように、飛行ルートの右側にヒマラヤ山脈を見ることができる。これを見越して、私達はチェックインの時に「3人ともF席(右側の窓際のシート)にしてくれ。」と頼み、3人がF席で前後に座る位置にしてもらった。
この読みはズバリ的中した。飛行機が飛び立つとやがて霧はどこかに消えてしまい、快晴の青空と、エベレストをはじめとする8000m級の山々が私達を待っていた。カトマンズ空港までたった1時間たらずのフライトだったが、この間ずっとヒマラヤ山脈に見とれていた。
もちろんブータンにも北部にヒマラヤ山脈があるにはあるが、うまく言えないがネパールのヒマラヤの方が断然雄大で美しい。カトマンズに着いても、そこが標高1600mとブータンの首都ティンプーよりも700mも低いのに、眺めがずっといいのにはびっくりした。
カトマンズ空港に到着してまず空港の大きさに感動した。「で、でかい」飛行機からバスに乗りターミナルビルまで運んでくれたり、入国審査から外へ出るのにも2階から1階へと延々と歩かなければならなかったことにも、感動を覚えた。