1998年8月16日
出張生活が終って約3ヶ月が経とうとしているが、その間の7月初めにちょうど任期が1年経った(切った)という気分転換を兼ねて、ティンプーの中心部に引越しをした。
というのは、これまでの住居は新築であったが、町や職場までの距離がずいぶん遠すぎていろいろと不便を感じていたからである。6月からティンプーでの生活となって、その不便さがいよいよ耐えられなくなってきたので、タイミングよく同期隊員の引越しに合わせて、その同期隊員の旧の家を借りることにした。7月前半の2週間は同期隊員の新しい家の都合で一緒に暮らした。
家自体は、前の方がきれいで良かった。引っ越した今の家は、雨漏りがあったり、カビが生えやすかったりと、ちょっと構造的にボロい。家賃は約11500円から、1万円とちょっとだけ安くなった。
でも、この家の最大の長所はロケーションである。町へは歩いてたった5分で行くことが出来て、前の家の40分かかったことを思えば、簡単に外食できるようになった。また職場へもこれまでの35分から13分で行けるようになったり、隊員連絡所へも1時間かかったのが7分になった。
この、最高のロケーションに引っ越したことによって、生活がガラリと変わった。前の家の時は、平日は夕方一度家に帰るとほとんど家をでることも無く、また誰の家へも遠すぎるので人も来なかったが、今はよく人が来るようになった。
人が来ると、美味いものが食べることができる。というのは、私の同期隊員は男にもかかわらず、料理がとても上手く、また女性隊員達ももちろん料理が上手いので、みんな作ってくれるからである。これによって、私自身の料理の腕はいっこうに上がらないのだが、米や野菜の調達に徹して、ちゃっかりおいしい料理を食べている私がここにいる。
また、この引越しを機に、私が今までずーと思案し続けていた「英語勉強会」を、7月の初めから週に1回、集まった6人の隊員達でやるようになった。前の家にいたときに、なかなか1人では、英語の勉強に気合が入らない自分の弱さにイライラきていたので、英語の上手い隊員に相談して、勉強会を結成した。
「帰国して、ブータンでの協力隊活動の2年間で役に立つのは英語力くらいだ。」と思っている隊員は、私だけで無かったので、今のところなかなかうまくいっている。1ヶ月半たった現在、結構気合が入って好評なので、来週から週2回にしてやってみることになった。
こんな状況から、今回の引越しはなかなかいい決断だったなぁと思っている。ちょっと日本人の世界にハマってしまうことが多くなってしまっているが、これまでの出張生活とはまた違った生活になるのも、2年間のなかにあってもいいんじゃないかと思っている、最近の状況である。