山国ブータン王国−63(3号隊員報告書-1)

1998年7月24日

平成10年7月10日提出
国際協力事業団ブータン事務所
              事務所長 殿

派遣国 ブータン王国
派遣隊次 9年1次隊
派遣職種 電話線路 
出身県  岐 阜  

第3号(赴任12ヶ月目)の報告書を別添のとおり提出します。

1 「青年海外協力隊隊員の海外協力活動に関する合意書」の項3(6)に基づき提出します。
2 本報告書を、国内での協力隊関係者への閲覧のみならず、原則として一般公開および複写についても了承します。

目 次

1 隊員活動報告書 (1) 業務内容の概要
             (2) 支援体制
             (3) 出張生活

2 添付資料(有.配属先[通信省電話局]への活動報告書 一式)

共通様式2         隊 員 活 動 報 告 書

 (1) 業務内容の概要

  A.受入希望調査票との差異

 なし。私の業務は、通信線路の設計・工事・保守などと、調査票どおりと解釈している。

  B.配属先同僚の技術レベル

 数年前からの日本の無償資金協力プロジェクトによる、ブータンへの日本製ケーブルや材料の供給で、それを使った数年の工事経験があり、一通りの施工方法は理解している。ポールバンド取付からケーブル架線・接続まで、施工に関しては結構やれている。

 この半年間で工事したプナカ、ウォンディの2つの町の施工において、両方とも約500回線の回線容量があったのだが、電話局と各分岐箱との最終試験の時、接続ミスが1つも無かった。すべての回線が異常なく計算上の抵抗値を示していた。「結構やるな」と感じたものだった。

 その反面、測定記録の作成や図面作成、材料管理などのペーパーワークには、かなり問題がある。現地の人はみんな記憶や勘に頼ってしまって、メモをほとんどとらない。その習慣がないように思える。その反動として、たとえば材料管理をしてないために、持ってくるべき材料の数や種類を間違えて現場で材料不足に陥り、そのためにその場しのぎの適当な工事で終らせてしまうことが多々あった。

 図面作成においても、その場にあった紙に適当に書くだけで、しばらくすると、その紙はどっかにいって無くなってしまったといった事もあった。

 記録や図面の大切さは、少しづつ分かってもらえているのも確かであるが、施工記録は出張先で作成するので、オッフィスの机で快適に作れるのとは訳が違うこともあり、理想のようにはちょっと難しい状況となっている。

  C.隊員の配属先での位置付け

 地位:電話線路設計技術者( OutSide Planning Engineer )

 この位置付けは、電話局本部の電話線路部門の長と対等になって仕事をしていける立場である。

  D.業務上の障害と対策

 特になし。



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