山国ブータン王国−47(予防接種)

1998年2月9日

 先週、同期隊員との話で「おまえもう注射うった?」という話がでてきた。

 「すっかり忘れてた。そいえばここに来る時に一緒に注射も持ってきたんだった。」早速、協力隊事務所へ行ってチェックしてみると、去年の10月、11月、12月に一本づつうたなければならないことになっていた。

 「よし、今日3本まとめてうとう!」と病院へ持って行こうとしたら「それはやめなさい。」と協力隊調整員からストップがかかった。右腕1本と左腕1本の2本までしか1日ではうてないらしい。仕方なく10月の狂犬病と11月の破傷風を選び、他の1本は1週間後にうつということになった。

 病院といってもここはブータンなので、やはり決して衛生的とはいえない。しかし、季節が冬なので、ハエや蚊が飛んでいないだけ救われた。注射をうってくれたのは、汚れた白衣をまとったドクターであった。最初「自分でうったほうが安全じゃないか」とも思ったが、無事左右の腕にうってもらうことができた。

 それにしても、今日は病院の中を見て「ここでだけは治療してもらいたくないな」というのをひしひしと感じた。医療機器もそろってないようだし、落としたメスもそのまま平気で使うという話も聞く。ここにお世話にならないためにも、病気と怪我には気をつけようと改めて決心できた1日だった。



< つづきへ >