1997年12月14日
1997年12月10日水曜日、ブータンのパロでは早朝から降っていた雨が8時すぎから雪にかわり初雪となり、昼までに5cmくらい積もった。「雪景色も日本に似てるな」と思った。しかし、主に赤道付近で活動する協力隊で、まさか雪を見るとは思わなかった。
写真:パロ電話局より見た山の眺め
ブータンでは、毎年初雪の日は仕事がお休みになるというおもしろいきまりがあり、同じように積もったティンプーも合わせてこの日は休日となった。去年の初雪休みは1月20日だったというから、今年はかなり早いらしい。しかしながら、仕事が休みになったといって、出張中の我々は家に帰って休めるはずがない。だからこの日は、1日中寒い宿舎で「トランプ大会」となった。
トランプ大会は、ブータン人とページワンやウノみたいなものをやっている。ハートやスペードなどのマークの読み方は、世界共通と思っていたが、ブータン人にハートやスペードと言っても通じなかった。ブータンではハートを「ブティ」、スペードを「ボテ」、ダイヤを「イタ」、クローバーを「チリ」と言う。しかし、まあイカサマがすごい。1枚しか出せないのに2、3枚重ねて出したり、カードを取るふりをして取らなかったり、バレなければなんでもOKという考え方でやっている。こっちもだまって見ているだけではおもしろくないので、イカサマの仕返しをする。これははっきりいってイカサマの戦いだ。
夜になると、ウイスキーを飲みながらのトランプとなった。それにしても、酒というものがこんなにも我々の体を温めることができるなんて、日本ではあまり気づかなかった。もう、毎晩酒がないと寒くてしょうがないといった感じである。