1997年8月20日
ブータンの首都ティンプー、本当にこの町は雨が多い。どんなに朝いい天気でも午後になると雨が降る。「今日くらいは雨は降らないだろう」と思って傘を置いて外出して、べとべとになることがよくある。もう1ヶ月くらいここにいるが一滴も雨の降らなかった日はたったの2日しかない。今は雨季(5月〜10月)の真っ只中であり、ブータン人に聞くと夏はあまり好きな季節ではないらしい。
ティンプーでは雨季の始まる前と終わった後の春と秋がベストシーズンらしい。楽しみだ。
ブータン人は、雨が降っても3割くらいの人しか傘をささない。ここに来る前はだれもさしていないと思ったが、3割くらいのブータン人はしっかりと傘をさしていた。傘は店にも売っているし、そんなに高くないので買えない訳ではないのだが傘を持って外出するのがめんどくさいのだろうか?
一方、この町はほとんど坂道ばかりである。ここでは、ほどんど自転車を見かけない。実際試しに乗ってみて良く分かった。坂道がきつすぎて疲れてしまい乗ってられない。歩いた方が楽なことがわかった。私の配属先は川をはさんだ反対側にあるので、家を出て坂を下り橋を渡って坂を登りやっとつく。歩いて約30分の所にある。行きも帰りも最後が登り坂なのでちょっとだけ息が切れる。
でも実は朝の通勤は楽をしている。というのは、家を出て歩いていると5分もしないうちに、だれかがクラクションを鳴らして止まってくれ、乗せてもらえるのだ。それは、同じテレコムの人であったり、知り合いのオランダ人ボランティアであったりするのだが、これにはとても感謝感激である。
また、私はときどき思う。世界で一番日本人のことが好きな国はブータン人ではないかと。とにかく、ここで日本人だというととても尊敬してくれる。こちらの高い位の人々はみんな日本へ行った事があり、日本製・日本語・日本旅行・日本人などブータン人は日本にとても興味を持っている。顔も宗教も本当にそっくりであり、こんなに日本に興味を持っている国があったなんて、こちらに来て本当に驚いている。1年前までブータンという名前も知らなかったというのがちょっとはずかしくなった。