1997年8月9日
1ヶ月研修受講報告書
・赴任後1週間のオリエンテーション(1997年7月9日〜7月14日)
ここでは、ブータンでの諸手続き、町や郊外の案内、銀行口座の開設、基本的なオリエンテーションを行った。この時は、まだティンプーについたばかりで、高度にも慣れてなく疲れ気味であったが、それを調整員の方たちが理解してくれて、この期間中休憩時間(フリータイム)を多くとってもらい、毎日のオリエンテーションを比較的短時間で切り上げてくれたのには、とても救われた思いがした。内容も、訓練所の復習となるところもあれば、新しく覚えることもあり、この内容で問題ないと思う。
・シムトカRIM合同研修(1997年7月16日〜8月8日)
今回初の試みであったRIMでの他のボランティア団体との合同オリエンテーションは、かなり調整員の方や先輩隊員の方が心配してくれたが、総評すればこの約4週間の研修でRIMのスタッフやVSO,VSA,SVOなどのボランティアの人たちとも知り合いになれて、とてもすばらしい時間を過ごす事ができたと思っている。これまでのJOCVオフィッスだけのオリエンテーションでは、絶対に味わえない交流だと思う。
研修としては、事前にプログラムのタイトルに目を通し「今それについて話しているのだ」と想像しながら聞いていたのだが、ほとんど分からなかったのが事実である。
しかし、それでも講義の中でよくでてくる単語・接続詞などは、その都度辞書を引いて調べたり、いくら私の英語がまだまだでも地名や数字などは分かるので、それなどから「今どんな事について言っているのか」をうすうす想像できたり、結局講義自体は理解できなくても、これから配属される我々の職場で重要になる語学の学習にはよくなっていた。よって、どの講義も決して無駄な時間では無かったと思う。
考えてみれば、これだけヒアリングを落ち着いてできた時間は、これから先はないだろう。
研修内容で、印象に残ったのは「ゴの着かた」「ブータンの歌と踊りの練習」「タシチョゾン・国立図書館・シムトカゾン」「ゾンカ語の練習」などで、どれもブータンの文化であり新鮮であった。が、ほとんどが自分の目に焼き付いたものであり、決して耳に焼き付いたものでははい。
自分の反省点は「ゾンカ語の学習」であまりゾンカ語を覚えられなかったことである。この研修でゾンカ語の学習は、1時間30分×12日=18時間も学習したのだが、覚えた言葉は15ワードそこそこでしかなかった。ここには、ゾンカ語よりも英語の方を少しでも早く覚えたいという自分の心があったように思う。さらに、ゾンカ語の必要性を、まだ自分自身が十分感じていないのかもしれない。
今回の合同オリエンテーションでは、9年度1次隊が2人だけというのが良い方向にはたらいたと思う。そのため、休憩時間などに日本人だけでかたまってしまうということが無く、とても他のボランティア団体たちに溶け込めることができた。RIMにいたブータン人、オランダ人、フランズ人、ニュージーランド人と比べても、自分たち2人だけが格段に英語力が弱く、1歩間違えば浮いてしまうこともありえたが、なかなかうまくいった4週間であった。