山国ブータン王国−9(研修後半)

1997年8月6日

 世界のボランティア団体との合同オリエンテーションも後半となり、ブータンのマスメディア、法律、環境と開発についてなどの講義と同時に、最高裁判所、国立図書館、病院など実際にその場所へも訪れた。

 講義の方は、みなさんは「日をおうごとにだんだん何を言っているか分かってきて英語が理解できてくる」と予想するかもしれないが、実際は全く逆であった。

 最初の2・3日は、少しでも聞き取ろうと必死になって聞いていたが、それ以降はもう他ごとを考えてしまうようになり、耳にも入ってこなくなっていった。本当に何言っているか分からないと、こんなもんだろう。そっと、同僚の顔をのぞいた時も、ボッとしていて何も聞いてないのがはっきりと分かった。それを見て安心してしまうのが「何か日本人らしいな」とも思った。

 講義は、1テーマで約2時間。そのうち講師の話は半分だけで、残りは質問の時間となる。この質問の時間も活発であり、他のボランティア団体の方々の質問でいつも予定時間をオーバーしてしまう。この質問時間も退屈だ。「早く終わってくれー」といつも心は叫んでいる。ところで、英語といっても、世界でいろんな種類の英語があるらしい。ブータン英語は、日本人の話すそれに似ているらしく聞き取りやすいらしい。(それさえ聞き取れないが。。)ニュージーランド人の英語が一番分からない。

 しかし、3週間も一緒なので、かなりみんな仲良くなった。ディナーやパーティーやピクニックにも一緒に行ったりもした。現在、会話で心がけているのは「おもしろくすること」である。「こいつと、話すとおもしろいぞ!」と思わすことである。出会った当時のころの会話の仕方では、すぐあきてしまうにちがいないと思う。

 最近よく「君の英語はきっとうまくなるよ」とよくいわれる。「ふっふっふっ、みんな俺の語学才能に気づいているのかな」なんて最初うぬぼれていたがなんてことない、とにかくしゃべるかららしい。文法や発音がめちゃくちゃなのに気にせず大きな声で話してくるのは私ぐらいだそうだ。普通の人はそんな時笑顔だけで話さないそうだ。だから同時に、私の事を「彼の英語はとっても変だね」とも言われているらしい。

 しかーし、私は気にしない。確かに私の英語は変だと思われているかもしれないが「ウケ」はとっていると思う。文法や発音が変な分は「テンション」でカバーしていくつもりだ。



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