山国ブータン王国−6(食生活)

1997年7月25日

 ブータン王国で暮らしはじめて半月が経った。朝起きて最初に考えるのは、何を食べるかである。

 食事は、もちろん1日3食食べているが、昼以外の朝と夕はもちろん誰も作ってくれるわけでもないので自分達で何とかしなければならない。昼ごはんについては、今通っている研修所についているので問題ない。

 私は、ここに来て食事の重要さとありがたさを改めて実感した。15才の時から通算して、寮に6年・アパートに5年住んだ経験があるが、特に料理が出来なくても、寮の食事やインスタント食品、コンビニ、外食などでなんとかなった。しかし、ここのインスタントラーメン(インド製)がものすごくまずい。1度食べてみたら吐きそうになった。インスタント食品はこれだけなので使えない。外食もまだブータン料理に慣れていないのでいまいち。

 と、いうわけでやはり自分達で料理しなければならないが、私ができる料理は、ご飯と炊くのとお湯を沸かすことだけである。焼き肉があればいいのだが、こっちの肉がまたとてもあやしいので食べる勇気がない。

 幸い、もう1人の同期隊員が料理が得意だったため(これがうまい!)、私は、飯炊きと皿洗い役となり、同僚の機嫌をとりながらなんとか食いつないでいるのが現状である。しかし、あと1週間ほどで隊員連絡所から自分のアパートへ引っ越し1人暮らしになる予定である。料理が課題となっている。

 今の私の悩みは、この毎日の食事と通信料金である。

 水は、もちろん生では飲めない。が沸騰させてから飲めば問題ない。またミネラルウォーターであれば、そのまま飲んでいる。いまのところ、これで別に当たったりしていないのでいいと思う。

 米は、実は日本米にとてもよく似た米が売っていることに最近気がついた。パロで作られている米である。これは、5年前に亡くなってしまったが、日本人の西岡さんという農業技術者が、このパロへ日本の苗を持ち込んで定着させたそうだ。もちろんパロ米は、他の米よりも2、3割高く売れているため、西岡さんはブータン人からとても感謝されているらしい。

 パロ米以外の米は、食べられることは食べられるが、やっぱり日本人には味が劣る。



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